うつ病には、こころとからだの痛みがあります。

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痛くなる理由

うつ病とは、気分が落ち込む病として知られていますが、実はこころだけではなくからだにも痛みを伴うことがあります。
なぜ、からだが痛くなるのか、その理由が気になるところですが、それを説明するためには脳の仕組みにまで関係してきます。

痛みというのは、痛覚として人間の感覚の一部ですが、それはつまり「痛い」という感覚を起こさせる信号を、大脳が受信することによって感じることができます。
この信号(痛覚)というのは、まず末梢神経が受信します。末梢神経は、体中に張り巡らされた神経のことを言います。
そして、末梢神経の次に、脊髄という脳と神経のコネクターの役割を果たしている部分を通ります。そして、大脳が受信するという流れになります。
この一連の流れによって、人間は意識せずとも何か外傷があった際などに痛みを感じるのです。

人間のすごいところは、痛みを和らげる脳内物質を分泌する点です。
脳内には、セロトニンやノルアドレナリンと呼ばれる物質があります。
これらは、痛みを和らげる効果がある物質と言われています。
しかし、うつ病患者の方は、このセロトニンやノルアドレナリンの量が少なくなってしまうため、一般の方よりも痛みを感じやすくなってしまうと言われています。
そのため、普通なら感じないようなちょっとした痛みでさえも、非常に痛みを感じるようになってしまうということもあるのです。